ブルゴーニュ・ルージュ2023/ グロ・フレール・エ・スール

肌寒さが増して、ゆっくりワインを楽しみたくなる季節。

ヴォーヌ=ロマネの名門、グロ・フレール・エ・スールが手がけるブルゴーニュ・ルージュ2023は、気取らずとも上品さを感じさせる一本です。

リシュブールやグラン・エシェゾーなど、銘畑を多く持つ名門らしい気品がにじみ、若い果実の華やかさとしなやかな飲み心地が心地よく広がります。

肩の力を抜いて楽しめるのに、余韻はしっかりと上質。そんな一杯です。

Bourgogne Rouge2023 /Gros Frere et Souer

Gros Frere et Souer

ヴォーヌ=ロマネを拠点に、長い歴史を持つグロ家の中でも“兄と妹”を意味する名を冠したのが、グロ・フレール・エ・スール。

かつて兄ギュスターヴと妹コレットがそれぞれの区画を受け継いだことが始まりで、現在はジャン・グロの次男ベルナール・グロがその系譜を継いでいます。


1980年代以降に植え替えが進められ、いまではリシュブールやグラン・エシェゾーなど名立たる畑を所有。

果実味の豊かさと樽のニュアンスが調和した、艶やかなスタイルが魅力です。


グラン・クリュの風格を持ちながらも、決して堅苦しくない。

たっぷりの果実と柔らかな口当たりで、ブルゴーニュを気軽に楽しみたい方にもぴったりです。名門の伝統と現代的なエレガンス、その両方を感じられる造り手です。

Bourgogne Rouge2023

ヴォーヌ=ロマネ近郊の区画を中心にブレンドされた、グロ・フレール・エ・スールのブルゴーニュ・ルージュ2023。

若い果実の瑞々しさと、名門らしい厚みを感じる一本です。


グラスに注ぐと、明るいルビー色の中からラズベリーやチェリーの香りがふんわりと広がり、ほんのりスパイスやヴァニラのニュアンスも。

新樽を贅沢に使いながらも果実味がしっかり主役で、口に含むとやわらかく広がる余韻が心地よい仕上がりです。


2023年らしいバランスの良さも印象的で、酸は穏やか、タンニンはきめ細やか。

開けたてから楽しめる親しみやすさがありながら、時間とともに深みも見せます。


ヴォーヌ=ロマネのエレガンスを感じさせる小さな贅沢。食卓の一杯に寄り添う、上質なブルゴーニュ・ルージュです。

 

2023年ブルゴーニュ(ピノ・ノワール)の特徴

2023年のブルゴーニュは、春の芽吹きから開花まで順調に進み、夏の一時的な雨や湿気を経て、8月後半から9月にかけての好天で一気に果実が熟した年でした。

全体として豊かな収量に恵まれた一方、区画によっては湿気による病害の影響もあり、造り手の力量が品質を左右したヴィンテージといえます。

赤ワインはフレッシュなベリーの香りが印象的で、ジューシーな果実味とやわらかなタンニンを備えた、親しみやすい仕上がりが特徴。

濃厚で長期熟成型というよりは、若いうちから楽しめるバランスの良さが魅力です。

名門ドメーヌの手にかかると、果実の艶やかさと気品が際立ち、2023年ならではの軽やかさと優しい飲み心地を感じられる年となりました。

ペアリング

やわらかな果実味と上品な樽香を持つこのブルゴーニュ・ルージュには、素材の旨みを引き立てるシンプルな料理がよく合います。

例えば、鴨のコンフィのように、脂の旨みがありながらも繊細な香ばしさを持つ料理。

ワインの持つ赤い果実の酸が油分をほどよく洗い流し、香ばしい皮目とのバランスを整えてくれます。


また、きのこやベーコンを使った温かいサラダ、あるいは軽めの煮込み料理(ブフ・ブルギニヨンのようなクラシックな一皿)にもぴったり。

ワインの丸みある口当たりが、秋冬の料理に心地よく寄り添います。


チーズなら熟成控えめのコンテや、やさしい香りのウォッシュタイプを。

ヴォーヌ=ロマネらしい華やかさを感じつつも、主張しすぎず、食事や会話をそっと心地よく包んでくれるようなワインです。

まとめ

ヴォーヌ=ロマネらしい華やかさを感じつつも、主張しすぎず、食事や会話をそっと心地よく包んでくれるようなワイン。

そんな優しさが、グロ・フレール・エ・スールのブルゴーニュ・ルージュ2023の魅力です。

若々しい果実の艶とやわらかな飲み心地は、季節の料理とともにリラックスして楽しむのにぴったり。
グラスを傾けるたびに、名門の確かな造りを感じられます。

SHINOWINEでは、グラン・クリュを手がける生産者のエッセンスを気軽に体験できる一本としてご用意しています。
秋の夜にふらりと立ち寄り、静かな時間とともに味わっていただけたら嬉しいです。

 


 

 

はじめまして。銀座6丁目にあるワインバー SHINOWINEのオーナー池部紫乃です。

2022年にソムリエ資格を取得し、その後もワインの学習を続け、2025年3月に念願の自分のワインバーをオープンしました。

 

SHINOWINEでは、ブルゴーニュ、シャンパーニュを中心に、気軽に楽しめるグラスワインから、本格的なボトルワインまで幅広くご用意しています。

 

お料理もできる限り手作りにこだわりました。

看板メニューのブッフブルギニョンは1年かけて自身最高のレシピを作り上げました。様々なお店も研究し、「パリ1番のブッフブルギニョン」と評されたお店でも味わいました。

 

一軒目でしっかりとしたお食事とワインをいただきたい方にも、二軒目使いにもお勧めのお店です。

皆様のご来店をお待ちしております。

 

SHINOWINE

〒104-0061 東京都中央区銀座6丁目9−14 方圓ビル3階

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