ジュヴレ・シャンベルタン・プルミエクリュ・レ・シャンポー2016/アルマン・ジョフロワ

ジュヴレ・シャンベルタンの北部に位置する一級畑「シャンポー」は、標高が高く冷涼な風が吹き抜ける立地で知られています。

そのためワインは力強さに加えて、しなやかで繊細なニュアンスを兼ね備えるのが特徴です。

2016年はブルゴーニュ全体に挑戦の多い年でしたが、結果的に果実の純度と酸の美しさが際立つ優良なヴィンテージとなりました。

ドメーヌ・アルマン・ジョフロワは伝統的な醸造を大切にし、テロワールの個性を素直に表現する造り手です。

この一本からは、力強さとエレガンスの調和が堪能でき、ジュヴレ・シャンベルタンの奥深さを改めて感じさせてくれるでしょう。

 

Gevrey Chambertin Champeaux 2016 / Harmand Geoffroy

Harmand Geoffroy

ジュヴレ・シャンベルタンを拠点とするドメーヌ・アルマン・ジョフロワは、19世紀末に2.5ヘクタールの畑から始まり、現在は約9ヘクタールを所有する家族経営の伝統的な生産者です。

五世代にわたり受け継がれ、現当主フィリップ・アルマンのもと、テロワールの純粋な表現を重視したクラシックなスタイルを守り続けています。

畑はすべてジュヴレ・シャンベルタン村内にあり、平均樹齢は50年を超え、最古の樹は90年近くに及びます。

農薬や化学肥料を極力使わず、耕作やグリーンハーベストを丁寧に行い、収穫も手摘みで厳選。

醸造では天然酵母を用い、除梗後に低温浸漬を経て発酵、澱引きや濾過をせず、樽も控えめに使用することで土地本来の味わいを引き出します。

ジュヴレを代表する一級畑シャンポーやラヴォー・サン・ジャック、モノポールのラ・ボシエール、さらにはグラン・クリュのマジ・シャンベルタンまで幅広く手掛け、いずれも力強さと気品を兼ね備えた仕上がりです。

なお、本ドメーヌをアメリカ市場で紹介するロゼンタール・ワイン・マーチャント社は、ニューヨーク拠点のインポーターで、家族経営や自然な造りを重んじる生産者を厳選して取り扱うことで知られています。

Champeaux

シャンポー(Champeaux)はジュヴレ・シャンベルタン北端、標高の高い丘陵部に位置する一級畑です。

石灰質を多く含む痩せた土壌と斜面の立地が特徴で、冷涼な風が通り抜けるためブドウの成熟はゆるやかに進みます。

そのためワインには力強さに加え、しなやかさとミネラル感が表れやすいのが魅力です。

ジュヴレの中でも比較的標高が高いため酸がしっかり残り、果実の透明感や緊張感のある骨格を備え、若いうちから華やかな香りを楽しめる一方で長期熟成にも適しています。

土壌は浅く石混じりで排水性に優れ、ブドウの根は地下深くまで伸びるため、ヴィンテージの影響を受けにくい安定感も特徴です。

全体としてはジュヴレ・シャンベルタンらしい力強さと堅牢さを持ちながらも、繊細でしなやかなスタイルに仕上がることが多く、「ラヴォー・サン・ジャック」や「クロ・サン・ジャック」と並んで村北部の代表的な一級畑のひとつに数えられています。

Gevrey Chambertin Champeaux 2016

2016年はブルゴーニュにとって霜害や雹など自然条件が厳しい年でしたが、結果的には収穫量こそ減少したものの、果実は凝縮し健全さを保ったため、クラシックでバランスに優れたヴィンテージと評されています。

アルマン・ジョフロワのシャンポー2016は、この区画特有の冷涼さと標高の高さからくる緊張感のある酸、そして深いミネラル感が際立っています。

香りは赤いベリーやチェリーにスパイス、土や石を思わせるニュアンスが重なり、口当たりは力強さと繊細さが同居。

タンニンは細やかでしっかりとした骨格を形成しながら、2016年特有の純度の高い果実味が全体を支えています。

若いうちから香りの華やかさと透明感を楽しめますが、熟成を経ることでさらに複雑さと深みを増し、10年、15年と時間をかけて魅力を広げていくポテンシャルを秘めています。

力強さとエレガンスが調和した一本で、ジュヴレ北部のシャンポーの個性を鮮やかに映し出した仕上がりです。

味わいとペアリング

グラスに注ぐとまず、ラズベリーやチェリーといった赤系果実の香りが鮮明に立ち上がり、続いてブラックベリーやスパイス、バラの花びら、ほのかな土や石灰のニュアンスが重なります。

口に含むと、シャンポーらしい緊張感ある酸と細やかなタンニンが骨格を形成し、2016年らしい果実の純度がエレガンスを際立たせます。

若いうちはフレッシュで透明感のある果実味が印象的ですが、熟成が進むとスパイスや森の下草、乾いた花のような複雑な風味が加わり、奥行きが増していきます。

ペアリングには、旨味のある料理が相性抜群です。例えば鴨のローストやジビエ料理など赤身の肉には、ワインの力強さと酸が脂を洗い流し、香りの余韻を引き立てます。

またキノコのソテーやトリュフを使った料理は、土っぽさやミネラル感と共鳴し、豊かな風味を際立たせてくれるでしょう。

さらに熟成を経たボトルは、熟成チーズや牛ほほ肉の赤ワイン煮のようなコクのある料理とも見事な調和を見せます。

シャンポー2016は、力強さとしなやかさを兼ね備え、料理とのマリアージュを通じてその真価を発揮するワインです。

 

まとめ

アルマン・ジョフロワのシャンポー2016は、ジュヴレ・シャンベルタン北部の冷涼な一級畑がもたらす張りのある酸とミネラル感に、2016年特有の果実の純度が重なった、力強さとエレガンスを兼ね備える一本です。

古樹から得られる果実は凝縮感に富み、若いうちは華やかで清らか、熟成を経ると複雑さと奥行きを増していきます。

クラシックな造りを守り続けるアルマン・ジョフロワらしい誠実なスタイルは、ブルゴーニュ愛好家にとって特別な魅力を放ちます。

SHINOWINEでは上質な1er Cruを、落ち着いた雰囲気の中でじっくりとお楽しみいただけます。

 


 

 

はじめまして。銀座6丁目にあるワインバー SHINOWINEのオーナー池部紫乃です。

2022年にソムリエ資格を取得し、その後もワインの学習を続け、2025年3月に念願の自分のワインバーをオープンしました。

 

SHINOWINEでは、ブルゴーニュ、シャンパーニュを中心に、気軽に楽しめるグラスワインから、本格的なボトルワインまで幅広くご用意しています。

 

お料理もできる限り手作りにこだわりました。

看板メニューのブッフブルギニョンは1年かけて自身最高のレシピを作り上げました。様々なお店も研究し、「パリ1番のブッフブルギニョン」と評されたお店でも味わいました。

 

一軒目でしっかりとしたお食事とワインをいただきたい方にも、二軒目使いにもお勧めのお店です。

皆様のご来店をお待ちしております。

 

SHINOWINE

〒104-0061 東京都中央区銀座6丁目9−14 方圓ビル3階

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