フランソワ・コンフュロン=ジャンドルのヴォーヌ・ロマネ 2023 は、力強さよりも静かな旨みと奥行きで魅せる村名ワインです。
同じ造り手のブルゴーニュ・ルージュと近いスタイルを持ちながら、こちらは一口ごとに出汁のようなニュアンスがより明確に感じられ、余韻に厚みが生まれます。
ヴォーヌ・ロマネ村内の複数区画の葡萄を用い、果実の輪郭はあくまで繊細。
飲み進めるほどに旨みが重なり、口の中に静かに残る感覚は、村名ならではの表現です。
Vosne Romanee 2023 / Francois Confuron Gindre
Francois Confuron Gindre
フランソワ・コンフュロン=ジャンドルは、ブルゴーニュの中心・ヴォーヌ=ロマネ村を拠点にする家族経営のドメーヌで、6世代にわたる歴史を持つ名門です。
ドメーヌは約11ヘクタールの自社畑を所有し、ヴォーヌ=ロマネ、ニュイ=サン=ジョルジュ、ジュヴレ=シャンベルタンといった優れたテロワールにまたがっています。
主役はもちろんピノ・ノワールで、村名・プルミエ・クリュ、さらにエシェゾーのグランクリュまで多様なキュヴェを手掛け、各畑の個性を丁寧に表現しています。
栽培は自然を尊重するアプローチで、収穫は手摘み、選果にも細心の注意を払います。
醸造ではフリーランジュース中心に用い、長期熟成でワインに骨格と奥行きを与えるなど、伝統と繊細さを両立した造りが特徴です。
比較的手頃なブルゴーニュ・ルージュでも、古樹のピノ・ノワール由来のエレガントな果実味と酸のバランスが魅力となっており、ヴォーヌ=ロマネのテロワールを感じさせる表現力が評価されています。
Vosne Romanee 2023
フランソワ・コンフュロン=ジャンドルのヴォーヌ・ロマネ 2023 は、村名ワインでありながら、力強さを前面に出すタイプではなく、旨みの深さと余韻の重なりで違いを語る一本です。
ブルゴーニュ・ルージュと同じくヴォーヌ・ロマネ村内の葡萄を用い、造りも共通するため、果実の輪郭や全体のトーンは非常に近く感じられます。
しかしこちらは、口に含んだ瞬間よりも、飲み込んだ後に現れる出汁のようなニュアンスに違いがあり、旨みがゆっくりと広がりながら長く残ります。
酸とタンニンは主張せず、あくまで旨みを支える存在。
静かで控えめながら、飲み進めるほどに村名らしい奥行きが伝わってきます。
アペラシオンの格よりも、味わいの密度と余韻の質を楽しみたい人にこそ向き合ってほしいヴォーヌ・ロマネです。
ブルゴーニュ・ルージュとの飲み比べ
同じフランソワ・コンフュロン=ジャンドルのブルゴーニュ・ルージュとヴォーヌ・ロマネを並べて飲むことで、アペラシオンの違いが“強さ”ではなく“深さ”として現れることがはっきりと分かります。
果実の方向性や全体の雰囲気は近く、どちらも出汁のような旨みを軸にしていますが、ヴォーヌ・ロマネは飲み終えた後の余韻に一段の厚みがあります。
主張は控えめながら、旨みが静かに長く残る点こそが村名の表現。
格付けを意識するより、飲み進めたときの余韻の違いを比べる、そんな感覚で楽しめる飲み比べです。
ペアリング
フランソワ・コンフュロン=ジャンドルのヴォーヌ・ロマネ 2023 は、強さよりも旨みの重なりと余韻の長さを楽しむタイプのワインのため、料理も主張しすぎないものが好相性です。
出汁感があるため、鴨のコンフィや鶏の煮込みなど、脂と旨みを併せ持つ料理と合わせると、ワインの余韻がより立体的に感じられます。シャルキュトリーでは、熟成の進んだ生ハムやリエットなど、コクはありつつも塩味が穏やかなものがおすすめ。
和の要素では、鶏やきのこの出汁を使った料理と相性が良く、ワインに感じられる旨みが料理と静かに響き合います。
味の強さで引き立て合うのではなく、余韻をつなげていくペアリングが、このヴォーヌ・ロマネの魅力を最も引き出してくれます。
まとめ

はじめまして。銀座6丁目にあるワインバー SHINOWINEのオーナー池部紫乃です。
2022年にソムリエ資格を取得し、その後もワインの学習を続け、2025年3月に念願の自分のワインバーをオープンしました。
SHINOWINEでは、ブルゴーニュ、シャンパーニュを中心に、気軽に楽しめるグラスワインから、本格的なボトルワインまで幅広くご用意しています。
お料理もできる限り手作りにこだわりました。
看板メニューのブッフブルギニョンは1年かけて自身最高のレシピを作り上げました。様々なお店も研究し、「パリ1番のブッフブルギニョン」と評されたお店でも味わいました。
一軒目でしっかりとしたお食事とワインをいただきたい方にも、二軒目使いにもお勧めのお店です。
皆様のご来店をお待ちしております。
SHINOWINE
〒104-0061 東京都中央区銀座6丁目9−14 方圓ビル3階
