シャサーニュモンラッシェ2020/フォンテーヌ・ガニャール

ブルゴーニュ、シャサーニュ・モンラッシェの名を冠する白ワインの一翼を担うのが、ドメーヌ・フォンテーヌ・ガニャールのシャサーニュ・モンラッシェです。

1985年にローランス・ガニャールとリシャール・フォンテーヌによって設立されたこのドメーヌは、シャサーニュを中心にヴォルネイやポマールまで広がる約12ヘクタールの畑を所有し、手摘みでの収穫と自然酵母による発酵、そしてオーク樽熟成といったクラシックなブルゴーニュの手法を貫いています。

現在はセリーヌ・フォンテーヌがその伝統を受け継ぎながら、テロワールの個性豊かな表現を目指しています。

2020年という優れたヴィンテージがもたらす果実味とミネラルの調和を、ぜひグラスで感じてみてください。

 

Chassagne Montrachet 2020 / Fontaine Gagnard

Fontaine Gagnard

ドメーヌ・フォンテーヌ・ガニャールは、シャサーニュ=モンラッシェを拠点とする家族経営のワイナリーです。

設立は1985年で、現在は約12ヘクタールの自社畑を所有し、主にシャサーニュ=モンラッシェの畑を中心に、ヴォルネイやポマールの区画まで幅広いテロワールを手掛けています。

ワイン造りは伝統的なブルゴーニュの手法に則り、自然酵母による発酵とオーク樽での熟成(12〜18ヶ月)を実践。

各キュヴェごとに新樽比率を調整しながら、そのテロワールの個性を最大限に表現することを重視しています。

このドメーヌでは白ワイン(主にシャルドネ)を中心に、丁寧で長期熟成に耐えるエレガントなスタイルのワインを生産しており、村名クラスからプルミエ・クリュ、さらには稀少なグラン・クリュ区画まで所有している点が評価されています。

家族の歴史と自然への敬意を礎に、テロワールを尊重したブドウ栽培と醸造を行うことで、幅広い評価を得る生産者として知られています。

Chassagne Montrachet 2020

シャサーニュ・モンラッシェ2020は、この村らしい厚みと端正さを併せ持つ一本です。

グラスに注ぐと、白い果実や柑橘の皮、ほのかな花の香りが穏やかに立ち上がり、樽由来のニュアンスは控えめで全体に落ち着いた印象。

口に含むと、2020年らしい果実の充実感がありながら、酸がきれいに輪郭を描き、重たさを感じさせません。

中盤から後半にかけては、ミネラル感が静かに広がり、余韻にはシャサーニュらしい奥行きが残ります。

食事とともにゆっくり楽しむことで、バランスの良さと品の良さがより際立つスタイル。

今飲んでも十分に心地よく、少し寝かせることで、さらにまとまりが増していくことも期待できるヴィンテージです

2020年

2020年のシャサーニュ・モンラッシェは、成熟した果実味と明確な輪郭を併せ持つ、完成度の高いヴィンテージとして知られています。

温暖で乾燥した気候条件により、ブドウは健全に熟し、白桃や洋梨、柑橘の果皮を思わせる果実の充実感がはっきりと感じられます。

一方で、極端な重さに傾かず、シャサーニュらしい酸とミネラルがしっかりと骨格を支えている点が特徴です。

ワインには自然な厚みがありながらも、口当たりは滑らかで、緊張感と親しみやすさが共存しています。

樽のニュアンスも果実に溶け込みやすく、若いうちからバランスの良さを楽しめる一方、数年の熟成によってさらにまとまりが増すポテンシャルも十分。

2020年は、シャサーニュ・モンラッシェのテロワールの豊かさと安定感を素直に感じ取れる年と言えるでしょう。

ペアリング

シャサーニュ・モンラッシェ2020の持つ、果実の厚みときれいな酸、穏やかなミネラル感は、素材の味わいを活かした料理と好相性です。

まずおすすめしたいのは、鶏肉や仔牛など白身肉を使った料理。

ローストチキンや鶏のクリーム煮のように、旨みはありつつ重たくなりすぎない一皿と合わせると、ワインのふくらみが自然に引き立ちます。

魚介であれば、ホタテや白身魚のソテー、バターを控えめに使ったムニエルなどが好相性。

シャサーニュらしい酸が後味を整え、料理に奥行きを与えてくれます。

チーズなら、熟成しすぎていないコンテやボーフォール、あるいは白カビタイプもおすすめ。

素材の質感を楽しむ料理と合わせることで、このヴィンテージの持つバランスの良さがよりはっきりと感じられるでしょう。

まとめ

2020年のシャサーニュ・モンラッシェは、果実の充実感と酸、ミネラルのバランスが整った、今とこれからの両方を楽しめるヴィンテージです。
力強さだけでなく、食事とともにゆっくりと表情を広げていく点も魅力のひとつ。
静かな時間にグラスを傾けながら、料理との相性や温度による変化を楽しんでいただけるはず。
シャサーニュ・モンラッシェという村の奥行きを、味わっていただける一本です。
ぜひSHINOWINEの空間で、その魅力を感じてみてください。

 


 

 

はじめまして。銀座6丁目にあるワインバー SHINOWINEのオーナー池部紫乃です。

2022年にソムリエ資格を取得し、その後もワインの学習を続け、2025年3月に念願の自分のワインバーをオープンしました。

 

SHINOWINEでは、ブルゴーニュ、シャンパーニュを中心に、気軽に楽しめるグラスワインから、本格的なボトルワインまで幅広くご用意しています。

 

お料理もできる限り手作りにこだわりました。

看板メニューのブッフブルギニョンは1年かけて自身最高のレシピを作り上げました。様々なお店も研究し、「パリ1番のブッフブルギニョン」と評されたお店でも味わいました。

 

一軒目でしっかりとしたお食事とワインをいただきたい方にも、二軒目使いにもお勧めのお店です。

皆様のご来店をお待ちしております。

 

SHINOWINE

〒104-0061 東京都中央区銀座6丁目9−14 方圓ビル3階

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