ニュイ=サン=ジョルジュの名門、ドメーヌ・シュヴィヨン・シェゾーが手がける「ニュイ=サン=ジョルジュ ヴィエイユ・ヴィーニュ 2022」は、その名のとおり古樹(Vieilles Vignes)由来の濃密さとテロワール性を感じさせる一本です。
熟したチェリーやハーブ、湿った大地やわずかなアニスの香りが繊細に立ち、ミディアムボディーの口当たりに程よいタンニンが溶け込んでいます。
このワインは、ドメーヌのアイデンティティを如実に示す存在であり、ニュイ=サン=ジョルジュの魅力を存分に感じられます。
Nuits St. Georges Vieille Vigne 2022 / Chevillon-Chezeaux
Chevillon-Chezeaux
Nuits St. Georges Vieille Vigne 2022
「ニュイ=サン=ジョルジュ・ヴィエイユ・ヴィーニュ 2022」は、ドメーヌ・シュヴィヨン=シェゾーが手がける村名クラスの中でも、特に充実感と深みを備えたキュヴェです。
区画は村の北部と南部に点在し、平均樹齢は50年以上。
古樹由来の小粒なブドウが凝縮した果実味を生み、年ごとの気候の個性をしなやかに映し出します。
2022年は温暖で安定した年となり、果実の成熟と酸のバランスに優れたヴィンテージ。
熟したラズベリーや赤スグリ、スミレ、そして土やスパイスを思わせる複雑な香りが立ち上がります。
口中ではしっとりとした果実味が広がり、緻密なタンニンが滑らかに溶け込みます。
控えめな比率の新樽が香りを上品にまとめ、ミネラルと果実の余韻が長く続く仕上がり。
力強さと優美さが共存し、ニュイ=サン=ジョルジュの魅力を端正に体現した一本です。
熟成による丸みも楽しめますが、若いうちからエネルギーに満ちた果実味を堪能できます。
ペアリング
この「ニュイ=サン=ジョルジュ・ヴィエイユ・ヴィーニュ 2022」は、しっかりとした骨格と熟した果実味を併せ持つため、料理の幅も広く、食中で真価を発揮するワインです。
赤身肉との相性は抜群で、牛ほほ肉の赤ワイン煮込みなど、旨味のある肉料理が特に好相性。
果実由来の酸とスパイス香が肉の脂を引き締め、余韻にエレガントな風味を残します。
さらに、熟成チーズ(コンテやグリュイエール)と合わせると、ワインの持つミネラル感とナッティな風味が共鳴し、複雑な味わいを引き出します。
また、鴨のコンフィやトリュフ風味のポテトグラタンなど、香ばしさのある一皿と合わせるとより魅力が際立ちます。
温度はやや低めの16〜17℃で、果実の繊細な香りとタンニンのなめらかさが調和し、2022年らしい優美でエネルギッシュな表情が楽しめます。
まとめ
はじめまして。銀座6丁目にあるワインバー SHINOWINEのオーナー池部紫乃です。
2022年にソムリエ資格を取得し、その後もワインの学習を続け、2025年3月に念願の自分のワインバーをオープンしました。
SHINOWINEでは、ブルゴーニュ、シャンパーニュを中心に、気軽に楽しめるグラスワインから、本格的なボトルワインまで幅広くご用意しています。
お料理もできる限り手作りにこだわりました。
看板メニューのブッフブルギニョンは1年かけて自身最高のレシピを作り上げました。様々なお店も研究し、「パリ1番のブッフブルギニョン」と評されたお店でも味わいました。
一軒目でしっかりとしたお食事とワインをいただきたい方にも、二軒目使いにもお勧めのお店です。
皆様のご来店をお待ちしております。
SHINOWINE
〒104-0061 東京都中央区銀座6丁目9−14 方圓ビル3階