ピュリニ=モンラッシェ クロ・デュ・カイユレ2019/ジャン・シャルトロン

グラスを口に近づけた瞬間から、澄んだ香りとやわらかな果実味がふわりと広がります。

村の南端にある1級畑「クロ・デュ・カイユレ」は、石灰質の土壌からくるきめ細やかなミネラル感が持ち味。

2019年は果実の豊かさと爽やかな酸のバランスが絶妙で、Jean Chartronらしい上品さの中に、親しみやすい優しさも感じられる一本です。

Puligny-Montrachet “Clos du Cailleret” 2019 / Jean Chartron

Jean Chartron

ジャン・シャルトロン(Domaine Jean Chartron)は、1859年に樽職人(cooper)のジャン=エドゥアール・デュパール(Jean-Édouard Dupard)によって創立されました。

ジャン=エドゥアールの娘ユジェニーがジャン=エドモン・シャルトロンと結婚し、ぶどう畑を持参したことで、「デュパール」と「シャルトロン」の家系が結びつき、このワイナリーの礎が築かれます。

このドメーヌはブルゴーニュの中でも特に名高いピュリニ・モンラッシェ(Puligny-Montrachet)村に根ざしており、設立以来五世代にわたってシャルトロン家が経営を引き継いできました。

 ヴィラージュ(村名)からプルミエ・クリュ、そしてグラン・クリュにいたる優れた畑を所有し、土壌や気候を生かしたワイン造りに力を注いでいます。

現在はジャン=ミシェルとアン=ロールの兄妹が5代目として中心を担い、自然への敬意をもって畑を手入れし、ぶどうの特性を最大限引き出すことを目指しています。

規模としては、シャルトロンの所有する畑は約14.50ヘクタール。

 平均樹齢はおよそ40年で、土壌を丁寧に扱うこと、剪定や緑枝管理などの作業を正確に行うこと、収穫に至るまで細やかな手入れを怠らない点が特徴です。

また、醸造および熟成は木樽(オーク樽)を使い、温度・湿度を管理されたセラーで行われ、テロワールの個性をきちんとワインに反映させることを重視しています。

歴史ある一家の物語と確かな技術、自然との共生を大切にする姿勢が、ジャン・シャルトロンのワインを特別なものにしていると言ってよいでしょう。

Clos du Cailleret

Puligny-Montrachet村の南側斜面に位置するClos du Cailleretは、特級畑MontrachetChevalier-Montrachetに隣接する一級畑で、村を代表する名区画のひとつです。
石灰質を多く含む粘土石灰質土壌は水はけがよく、上部では引き締まった酸とミネラル感、中腹から下部ではふくよかな果実味が育まれ、一本のワインに緊張感と優美さを併せ持たせます。
「Clos(クロ)」の名の通り石垣に囲まれた区画で、外気の影響を受けにくい独自の微気候がワインに個性を与えています。
複数の生産者が所有するため造りは多様ですが、共通して白い花やグレープフルーツ、ナッツや石灰のニュアンスを伴い、若いうちは凛とした輪郭を持ち、熟成とともに芳醇で奥行きある味わいに変化します。
緻密な骨格と長い余韻を備え、ブルゴーニュらしい優雅さと力強さを兼ね備えた名畑です。

 


 

 

はじめまして。銀座6丁目にあるワインバー SHINOWINEのオーナー池部紫乃です。

2022年にソムリエ資格を取得し、その後もワインの学習を続け、2025年3月に念願の自分のワインバーをオープンしました。

 

SHINOWINEでは、ブルゴーニュ、シャンパーニュを中心に、気軽に楽しめるグラスワインから、本格的なボトルワインまで幅広くご用意しています。

 

お料理もできる限り手作りにこだわりました。

看板メニューのブッフブルギニョンは1年かけて自身最高のレシピを作り上げました。様々なお店も研究し、「パリ1番のブッフブルギニョン」と評されたお店でも味わいました。

 

一軒目でしっかりとしたお食事とワインをいただきたい方にも、二軒目使いにもお勧めのお店です。

皆様のご来店をお待ちしております。

 

SHINOWINE

〒104-0061 東京都中央区銀座6丁目9−14 方圓ビル3階

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