コルトンシャルルマーニュ メオカミュゼ(メゾン)2018|世界最高のテロワール

ブルゴーニュのグラン・クリュの中でも、コルトン・シャルルマーニュはその偉大さと気品で際立つ存在です。

白ワインの最高峰の一つとされるこのワインは、力強さとエレガンスを兼ね備え、長期熟成によって真価を発揮します。

中でも、名門ドメーヌ「メオ・カミュゼ」が手掛けるコルトン・シャルルマーニュは、洗練された醸造技術とテロワールの個性を最大限に引き出した逸品です。

 

メオ・カミュゼは、ヴォーヌ・ロマネを拠点とする生産者で、赤ワインの名手として知られていますが、彼らの手がける白ワインもまた極めて高い評価を得ています。

コルトン・シャルルマーニュにおいては、ミネラル感と樽のニュアンスが見事に調和し、熟成とともに芳醇な果実味と複雑な香りが広がります。

 

このワインは、単なる高級白ワインではなく、飲み手に感動を与える特別な存在です。

本記事では、SHINOWINEのおすすめワインとして、メオ・カミュゼが造るコルトン・シャルルマーニュの魅力を掘り下げ、その特徴、造り手の哲学、そして楽しみ方について詳しく解説していきます。

 

コルトンシャルルマーニュ メオカミュゼ(メゾン)2018|世界最高のテロワール

コルトンシャルルマーニュのテロワール


コルトン・シャルルマーニュは、ブルゴーニュ地方のコート・ド・ボーヌに位置する特級畑(グラン・クリュ)であり、ブルゴーニュ白ワインの頂点に君臨する存在です。

この畑は、アロース・コルトン、ペルナン・ヴェルジュレス、ラドワ・セリニーの3つの村にまたがり、標高250〜330メートルの南〜南西向きの斜面に広がっています。

この立地条件により、日照量が確保されながらも適度に冷涼な気候が保たれ、酸を美しく残しながら凝縮感のある果実味を生み出します。

 

土壌は石灰質を多く含む泥灰土で、場所によっては砂質の影響も見られます。

これにより、ワインには豊富なミネラルと骨格が与えられ、長期熟成に耐える構造が形成されます。

また、コルトンの丘の独特な地質が、このワインの持つ張りのある酸と硬質なミネラル感を特徴づけています。

 

さらに、このテロワールの影響により、若いうちは引き締まった印象を持ちつつも、時間とともにヘーゼルナッツやバターのニュアンスが加わり、奥深い味わいへと進化していきます。

メオ・カミュゼのコルトン・シャルルマーニュもまた、この優れたテロワールの個性を存分に引き出したワインであり、圧倒的なエネルギーとフィネスを兼ね備えた逸品に仕上がっています。

 

メオ・カミュゼの特徴と評価

メオ・カミュゼ(Mé0-Camuzet)は、ブルゴーニュ屈指の名門ドメーヌであり、ヴォーヌ・ロマネを拠点に世界的な評価を確立しています。

ジャン・ニコラの指揮のもと、伝統と革新を融合させたワイン造りを行い、特にピノ・ノワールの分野でその名を馳せています。

しかし、同ドメーヌが手がけるコルトン・シャルルマーニュもまた、白ワインの最高峰として注目されています。

 

メオ・カミュゼの特徴は、徹底した畑仕事とブドウの選別にあります。リュット・レゾネ(減農薬農法)を採用し、健全なブドウを育てることを最優先としています。

醸造においては、新樽比率が比較的高く(約50%)、ワインには適度なオークのニュアンスが加わりますが、過度な樽香に頼ることはなく、テロワールの個性を最大限に表現するスタイルです。

長期熟成を前提に造られており、特にコルトン・シャルルマーニュは若いうちは硬質なミネラルと引き締まった酸が際立ちますが、時間とともにヘーゼルナッツやバターの風味が加わり、複雑な味わいへと進化します。

 

評価の面では、ワイン評論家からも高い支持を得ています。『ワイン・アドヴォケイト』や『ヴィノス』などの専門誌で高得点を記録し、特にヴィンテージの良い年には95点以上の評価を受けることも珍しくありません。

その洗練された造りと圧倒的な品質により、世界中の愛好家やコレクターから高く評価され、入手困難なワインの一つとなっています。

 

メオ・カミュゼ”ドメーヌ”と”メゾン”

メオ・カミュゼには、「ドメーヌもの」と「メゾンもの」の2つのラインがあります。

ドメーヌものは、自社畑で栽培されたブドウを使用し、メオ・カミュゼが畑の管理から醸造・熟成まで一貫して手掛けるワインです。

これに対し、メゾンものは「メオ・カミュゼ・フレール・エ・スール(Mé0-Camuzet Frère & Soeurs)」の名でリリースされるネゴシアンタイプのワインで、他の栽培家からブドウを購入し、メオ・カミュゼの手によって醸造・熟成が行われます。

 

ネゴシアンとは、ブドウやワインを買い付け、独自のスタイルで仕上げる生産者のことであり、メオ・カミュゼのメゾンものも、同様の手法で生産されます。

ただし、ジャン・ニコラの厳格な品質管理のもとで造られるため、一般的なネゴシアンワインとは一線を画し、ドメーヌものに匹敵する高品質を誇ります。

ドメーヌものと比べると価格はやや抑えられていますが、メオ・カミュゼのエレガントで洗練されたスタイルを気軽に楽しめるラインナップとして人気があります。

 

こちらのワインはMé0-Camuzet Frère & Soeursの記載がある通り、メゾンものになります。

 


 

 

はじめまして。銀座6丁目にあるワインバー SHINOWINEのオーナー池部紫乃です。

2022年にソムリエ資格を取得し、その後もワインの学習を続け、2025年3月に念願の自分のワインバーをオープンしました。

(写真はシャンボールミュジニー村のレザムルーズの泉)

 

SHINOWINEでは、ブルゴーニュ、シャンパーニュを中心に、気軽に楽しめるグラスワインから、本格的なボトルワインまで幅広くご用意しています。

 

お料理もできる限り手作りにこだわりました。

看板メニューのブッフブルギニョンは1年かけて自身最高のレシピを作り上げました。様々なお店も研究し、「パリ1番のブッフブルギニョン」と評されたお店でも味わいました。

 

一軒目でしっかりとしたお食事とワインをいただきたい方にも、二軒目使いにもお勧めのお店です。

皆様のご来店をお待ちしております。

 

SHINOWINE

〒104-0061 東京都中央区銀座6丁目9−14 方圓ビル3階

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